甘露寺蜜璃 は ■希望 ■感謝 の人！
蜜璃ちゃんは恋柱。肉親を鬼に殺されたり暗い過去を背負っている柱が多い中、自分より強い殿方をみつけるために鬼殺隊に入ったという、柱の中でも変り種。
そんな蜜璃ちゃんはとにかく明るいんですよね。無理に明るくしている訳ではなく、彼女の存在そのものが明るい。
食いしん坊（というレベルではなくめっちゃ大食い）で、おっちょこちょい（というレベルではなく、鬼と戦うときにも考えないで動いてしまって、テヘっとなる）で、いつもニコニコしています。
彼女は■希望 の人なのだと思います。
■希望
・希望とは不確かな未来に対し、あえていい面を見ることを選択する力。
彼女の事が好きな同じ柱である伊黒小芭内さんも、自分の死に際して、蜜璃ちゃんに対して「些細なことではしゃぎ、笑い、柱になるまで苦しい試練もあっただろうに、それを感じさせない。底抜けに明るく優しい君」と言っています。
また、蜜璃ちゃんは何にも考えていない、ただ明るい性格かと思いきや、主人公の炭治郎と鬼との闘いが終わり、また次の闘いへと向かう場面で「今度まだ生きて会えるかは分からないけど、頑張りましょうね」と伝えています。
楽しい事だけではない、次に生きて会えるかも分からない戦いの中でも、よりよい未来が来るように思い、行動する姿は正に■希望だと感じました。
■感謝
・感謝とは今あるものに目を向け、それを当然のものと思わずに感謝し、感謝の気持ちを表すことができる力。
蜜璃ちゃんは元々、家族も仲良く愛情いっぱいに育てられきたようです。そして年頃になり、お見合いをするわけですが、ピンクと黄緑の髪の毛、男の人よりもりもり食べる大食漢、そして男の人の何倍も力が強い。いわゆる、か弱く男の人が助けたくなるような”普通の女の子”ではないために、お見合いを断られてしまいます。彼女の長所を全否定、みたいな感じで。そこで彼女は自分の特徴をすべて封印して普通の女の子になろうとした。
その悲しい切ない思いを鬼殺隊ではすべてみとめてくれ、彼女の強みとなりました。
力が強く鬼を倒せる事、人を助けられることは素晴らしい、
そう認めてくれる仲間に、鬼殺隊という居場所に彼女は■感謝 します。
彼女をすくすくと、そのままの良さを見て育ててくれた両親に
普通の女の子としての彼女ではなく、自分の力を強さを必要とし認めてくれる鬼殺隊や柱の仲間たちに
そして明日どうなるかは分からないけれど、今生きている事に、彼女は感謝しながら生きている。
その今あることに感謝する力が彼女の強みだと感じました。
