こんばんは”ないやん”です。
この前ストレングスファインダーについての勉強会があり、
”この傾向のある人、この資質がありそうな人にはどう声掛けするのがいいんですかね”と聞かれました。
私はストレングスコーチ(正式な勉強をして資格を持っている人)ではなく、ただストレングファインダーを自分を知る手がかりになるな、とは思っているので、よく詳しい方や興味のある方と話しをします。だから少しだけ『この資質はこう使ったらいいのかな、とか、この資質はこういうことはあるかもしれない』と考えたりはします。
私自身がそうなのですが、”この資質の場合はこうなので、こういう接したらいいですよ”という方程式みたいなものがあればいいな、と思います。今すぐに簡単に使えて、誰にでもその方程式をあてはめれば使える。
私は特に人から答えを期待されて、きっとこの人は「AならばB」みたいな答えが欲しいんだろうな、と感じたとき、無理にでもその求めている、期待している答えを答えたくなります。
正直に答えれば
「AならばBという答えはありません」
と言うのが答えだと思うのです。
でも逆に期待されていることに近い答えは、答えることはできると思うのです。
嘘ではないけど、本当ではない、というか。
例えば慎重さが強い人には”とりあえずやってみて”とは言わない方がいい、とか。
これは慎重さが強い私の経験からなのですが。
でもそれは私の場合にはそうなのであって、”慎重さ”の人すべてに当てはまる訳ではない。
でも「慎重さが強い人には”とりあえずやってみて”とは言わない方がいい」と言った方が、答えみたいだし、言われた方も、そうなんだ!と思ったり、なにか聞かれた私もうまく言えた!みたいな、ちょっといい感じに一瞬感じたりする。
でもそれは、やっぱり誠実ではない。
一時的にはうまくやっているようですが、やっぱり相手にガッカリされても
「AならばBという答えはありません」
と誠実に正直に答えることは大事だよな、と。カッコつけないで、この人答えをくれない、使えない、と思われたとしても。
今回、「答えはない」と言ってみました。
私にとっては勇気がいる事でした。できれば相手の期待に応えたい、と思っちゃうので。
たぶんちょっとがっかりしてたかな。答えが知りたかったから聞いたのに、、と。
でも、そう答えられてよかったと思います。AならばBという答えはなくても、長く向かい合っていけば、こうかも知れない、やっぱり違った、じゃあこっちをやってみよう、と仮定して試して見つけて、見つからなくてというのを続けていくことはできる。
その繰り返しで何か見えることもあると思う。
一つだけの答えはないけど、答えを探していく方法はたぶんたくさんあって、答えもたぶんたくさんある。
それを一個一個探していくものなのかなー、と思ったりしています。